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報告とお詫び2 引率責任者の経過報告

2013/12/16

この度、ボーイスカウト京都第8団13名の皆子山ハイキングの捜索では、保護者の皆さまをはじめ、多くの方にご心配をおかけしました。
また、捜索隊の皆様にはたいへんお世話になり、誠に有難うございました。
青少年活動団体の皆さま、自治体の行政関係の皆さま、そして、スカウト関係者の皆さまに、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、お詫びいたします。
本日の第2回対策会議にて、今回の引率責任者である京都第8団ボーイ隊隊長から、経過報告を受けましたので、次のとおり報告いたします。

ボーイスカウトでは、一定の訓練を受けた者が指導者として子供たちの指導にあたっています。
今回の京都第8団についても、大学生ではありますが指導者資格のある者が指導にあたっていました。

ボーイスカウト組織では、各地域で活動をしており、京都では、およそ64グループが活動しています。
その中の一つが京都第8団となります。
京都市内の団ではありますが、ハイキングは年間4回を実施しています。
また、そのための準備も余念なく、実施2週間前に引率責任者自身が、ルートの往復で2回の下見を行いました。
さらに団の運営責任者にも計画内容を共有し、参加者向けの実施要綱、指導者用の実施計画書も作成しています。

15日は、全行程9kmのコースを設定し、子供たちを2グループに分けて、それぞれのグループに指導者が分担して同行する形で実施しました。
実際には、当初の下見などから想定した所要時間よりも多くの時間を要し、そのままでは予定の下山時刻に間に合わない状況が予想されたので、計画とは異なるルートを選択しました。
この時の判断は、参加者の体力なども勘案して決めましたが、この時点で下見なども踏まえた計画から変更しました。
これらの判断は、引率責任者が他指導者と相談のうえ、決定しました。

しかし変更ルートでも、予想していなかった倒木や悪路などがあり、結局、もと来たルートに戻る判断をしました。

今回の事態を受け、以下の反省事項を注視しております。
・2週間前の下見と違い、積雪などあり、川沿いの道で岩の上を渡ったり、川を横断することなどで、計画以上に時間がかかり、コースのルート変更や判断のタイミング遅れが今回の事態を招いたと考えられます。
・入山届(登山計画書)を提出する為のポストが無く(当初の計画の帰着地点「平」バス停に提出ポスト有)、提出出来ていない。
 提出についての認識の甘さがあったと考えられます。警察署にて、HP上から提出出来ることを聞かされました。
・持ち物にも、昼食だけで無く、携帯用の食事の用意や、懐中電灯などの携行指示もできていなく認識が甘かった。
・2週間前に2回の下見を実施していたことで、ルートが充分に理解できていると思い込でおり、自身過剰となっていたと反省しています。
 合わせて携帯電話が山中では通じないことを知りながら処置をとっていなかったことも大変な認識の甘さと反省しています。

主な事項として上記のような経過であることを指導者から聴き取りましたので、報告いたします。
当連盟におきまして、今回のことをうけ、再発防止に全力をあげ取り組んでいきたく思います。
どうぞ、ご理解の程、宜しくお願い致します。